学生と話していると、よく言われることがあります。
「建設業って古いですよね」
「正直、就職先として考えたことがないです」
「そもそも選択肢に入っていませんでした」
そのたびに少し悔しくなります。
なぜなら建設業は、社会に必要不可欠な仕事だからです。
道路をつくる。
橋をつくる。
学校をつくる。
病院をつくる。
災害が起きれば地域を守る。
人が暮らしていくために欠かせない仕事です。
それなのに、
「古い」
「大変そう」
「行きたくない」
と思われている。
もちろん、そう思われる理由も分かります。
でも同時に、
建設業はもっと良くできる。
そう思っています。
だから私たちは、建設業2.0をつくりたいのです。

私たちが目指している建設業2.0とは、
建設業を人気業界にすることです。
コンサル業界や金融業界のように、多くの学生が憧れる業界にしたい。
行けばモテる職業にしたい。
彼氏・彼女にしたい職業ランキングで上位に入りたい。
「あの時、建設業に行けばよかった」
そう言われる業界にしたい。
建設業のことは詳しく分からない。
でもなんだかカッコいい。
なんだか面白そう。
そんなふうに思われる業界にしたいのです。
もちろん人気だけが目的ではありません。
そのためには働きやすさも必要です。
やりがいも必要です。
待遇も必要です。
誇りも必要です。
生産性も必要です。
だから私たちは建設業を変えたいと思っています。
そのために新しい技術も使います。
新しい仕組みも取り入れます。
でも、それらは目的ではありません。
目的は建設業を良くすることです。
もし今使っている技術より良いものが出てきたら、私たちはそちらを使います。
道具にこだわりはありません。
こだわりがあるのは未来です。
私たちは建設業の未来を守りたいわけではありません。
建設業の未来を変えたいのです。
正直に言うと、私たちは建設業に対して怒りを感じることがあります。
建設業が嫌いだからではありません。
むしろ好きだからです。
好きだからこそ、
「もっと良くできるはずなのに」
と思うことがあります。
例えば以前、ある報告書を紙で回していたことがありました。
現場で作成する。
印刷する。
持って行く。
確認してもらう。
修正する。
また印刷する。
安全や品質を守ることは大切です。
でも、その手間まで守る必要があるのでしょうか。
「昔からこうしているから」
という理由だけで続いている仕事は、まだ業界の中にたくさんあります。
もっと簡単にできる。
もっと効率的にできる。
もっと働きやすくできる。
それなのに変わらない。
その状況に、私たちは少し腹が立つのです。
最近はAIやDXという言葉をよく聞きます。
新しい技術を使う。
働き方を変える。
どれも大切です。
でも私たちは、それ自体が目的だとは思っていません。
目的はもっとシンプルです。
働く人がもっと価値のある仕事に集中できること。
無駄な作業を減らすこと。
やりがいと待遇を両立すること。
そして建設業を、若い人たちが憧れる業界にすることです。
道具は時代とともに変わります。
今の最新技術も、10年後には当たり前になっているかもしれません。
だから私たちは道具にこだわりません。
本当にこだわりたいのは、
建設業をもっと良くすることです。
今、建設業は大きな変化の途中にあります。
大手建設会社も積極的に挑戦しています。
でも実は、
誰も正解を持っていません。
建設業の働き方はどう変わるのか。
どんな会社が選ばれるのか。
どんな現場が当たり前になるのか。
大手企業も試行錯誤しています。
つまり今は、業界全体が挑戦している途中なのです。
だから面白い。
もし答えが決まっていたら、後は真似するだけです。
でも今は違います。
まだ誰もゴールを知りません。
だから挑戦する価値があります。
私は創業家の一人です。
この会社に育てられてきました。
社員の皆さんに育ててもらいました。
お客様に育ててもらいました。
地域に育ててもらいました。
だからこそ、この会社には感謝があります。
70年以上続いてきた会社には歴史があります。
今までのやり方を評価してくださったお客様がいます。
地域との信頼関係があります。
その歴史を守ることは大切です。
でも私は、
守るだけでは足りないと思っています。
会社に育ててもらったからこそ、
今度は私が会社を発展させたい。
進化させたい。
そう思っています。
創業家の役割は、会社を守ることだけではないと思っています。
先人たちが築いてきた価値を受け継ぎながら、
次の時代に合わせて進化させること。
その責任もあると思っています。
そして何より、建設業が好きです。
だからこの業界をもっと良くしたい。
もっと魅力的にしたい。
もっと誇れる業界にしたい。
そう本気で思っています。
建設業2.0を目指す理由は、社員のためでもあります。
私は社員が誇りを持って働ける会社にしたいと思っています。
もっとやりがいを持って働いてほしい。
もっと良い給与を受け取ってほしい。
そして、
「この会社で働いていて良かった」
と思ってほしい。
建設業を人気業界にしたいのも、結局はそこで働く社員のためです。
そのためには会社が成長しなければいけません。
生産性も上げなければいけません。
だから挑戦します。
だから変わります。
建設業2.0は社員のためにつくるものでもあるのです。

私たちが目指しているのは、
生産性が高い。
やりがいがある。
待遇も良い。
そんな建設会社をつくることです。
もしそれが実現できたら。
全国の建設会社が見に来るかもしれません。
真似する会社が増えるかもしれません。
その結果、業界全体が少しずつ良くなるかもしれません。
大手企業に勝ちたいわけではありません。
有名になりたいわけでもありません。
ただ、
「建設業ってもっと良くできるよね」
を証明したいのです。
学生と話していると、
「建設業は選択肢にありません」
と言われることがあります。
正直、悔しいです。
建設業の魅力を伝えきれていない。
業界の価値を伝えきれていない。
私も含めて、まだまだ力不足だと思っています。
だから挑戦します。
建設業をもっと魅力的な業界にするために。
もっと誇れる業界にするために。
もっと人気のある業界にするために。
私が一生懸命説明しなくても、
「建設業ってカッコいいよね」
「建設業って面白そうだよね」
そう思ってもらえる業界にしたい。
そしていつか、
「あの時、建設業に行けばよかった」
そう言われる業界にしたい。
その未来を本気でつくりたい。
私たちはそれを、
建設業2.0
と呼んでいます。