Future

私たちの未来

長い歴史のある建設業界には、まだまだ課題があるのも事実です。「建設DXのリーディングカンパニー」として、SAEKIでは実際にどのような取り組みをしていて、その先にはどのような未来があるのでしょうか。

タノシイ、ラク

建設DXの未来 〜楽で何が悪いの?〜

  • BIMでムリ・ムダ・ムラが
    ゼロ

    「段取り八分」という言葉があるほど、建設業界では事前準備の大切さが説かれています。BIMは仮想空間内で対象の建物をほぼ完成させた上で実際の施工に入るため、段取り作業の割合がさらに高まります。従来はある程度長年の経験で作成していた工程表はよりムリのない精度が高いものになり、資材や職人さんの手配では過剰なムダは削減されます。また、室内の照明の当たり具合を調整するなどの仕事は職人さんの経験に頼っていましたが、そういった属人性によるムラも削減され、全体の生産性が向上します。
    「建設という壮大なモノづくりが好き」という気持ちさえあれば、長年の経験や勘に頼らなくても、若いうちから大きな仕事に携われる時代になるのです。

  • 遠隔監視による
    安全性・生産性UP

    施工現場から離れた場所で、現場の映像を見ながら施工業者様と連携して作業を行う遠隔管理の実用化へ向けて、スマートグラスを使ったテストを繰り返しています。例えばBIMの図面と360度カメラで撮影した現場の画像を照合して進捗を確認する、といった使い方も想定しています。SAEKIでは、ここ数年のうちに美濃加茂支店を建設。その建物内に集中管理センターを新設する予定です。従来は一つの現場を一人の担当が見るという慣習がありましたが、集中管理センターでは各部署のスペシャリストが設計視点、施工視点で意見を出し合えるなど、様々なメリットがあります。現場に毎日足を運ばなくても、より安全で精度の高い施工が実現できる未来はすぐそこまで来ています。

  • ドローンによる
    測量・点検・施工管理

    土木業界ではすでにドローンによる土地の測量を行っている企業は増えてきており、建設業界においても同様の流れです。すでに定期点検や竣工後の屋根部の点検などから活用が始まっています。BIMのデータと連携させた、ドローン撮影によるウォークスルー動画なども試験的に制作しています。BIMや遠隔管理、ドローンだけではなく、土木の現場では油圧ショベル等の自動化が始まっていたり、施工現場にも建設ロボットが導入されていたりと日進月歩。今後の業界全体の潮流としては、危険な作業はロボット等に任せ、人間はより重要な考える仕事へ注力するという流れが加速しています。だから未来になればなるほど、肉体的な負担はより楽になり、よりクリエイティブで楽しい業界になっていくことでしょう。