「インターンでは何を見ればいいですか?」
学生からよく聞かれる質問です。
仕事内容。
給与。
福利厚生。
教育制度。
どれも大切です。
でも、それらは会社説明会や採用サイトでも知ることができます。
せっかく対面インターンに参加するなら、もっと見てほしいものがあります。
それは、
社員同士の空気感です。
会社は制度を作れます。
研修制度も整えられます。
福利厚生も改善できます。
でも、
空気感だけは作れません。
日々働く社員同士の関係性の積み重ねだからです。
だから私は、社員が学生に向かって話している時間よりも、その前後の何気ない瞬間を見てほしいと思っています。
休憩時間。
昼食の時間。
会議が始まる前。
会議が終わった後。
移動中。
そんな何気ない時間です。
若手社員は先輩に気軽に質問しているか。
先輩はどんな表情で答えているか。
上司は部下にどんな言葉をかけているか。
同期同士はどんな雰囲気で話しているか。
困っている人がいた時、誰かが自然に声をかけているか。
そういう場面には、その会社の本当の文化が表れます。
建設業はチームで進める仕事です。
現場所長一人では建物は建ちません。
施工管理だけでも建ちません。
職人さん、協力会社、設計者、発注者。
多くの人が関わり、一つの建物を完成させます。
現場では、一つの確認不足で数十人の仕事が止まることもあります。
だからこそ、
分からないことを聞ける関係性。
失敗を相談できる関係性。
助けを求められる関係性。
がとても重要になります。
仕事のスキルだけではなく、人との関係性が成果を左右する仕事です。
インターンでは若手社員と話す機会があるかもしれません。
でも、若手社員だけを見て判断するのは少しもったいないと思います。
その若手社員が、
誰に相談しているのか。
どんな先輩と働いているのか。
どんな上司のもとで成長しているのか。
そこまで見てみてください。
若手社員が生き生きと働いている理由は、その人自身だけではありません。
その背景には、先輩や上司との関係性があります。
もし気になるなら、人事担当者にお願いしてみるのもおすすめです。
「入社1~2年目の若手社員と話したい」
「5年目くらいの先輩社員と話したい」
「現場所長と話したい」
「将来上司になるような人と話したい」
「社長と話してみたい」
そんな要望を伝えてみてください。
本気で採用したい会社なら、できる限り応えようとしてくれるはずです。
むしろ、自分から動く学生の方が多くの情報を得られます。
就活は、どんな会社に入るかを考える時間です。
でも同時に、
「どんな人たちと働くかを考える時間」
でもあります。
仕事内容は変わるかもしれません。
部署も変わるかもしれません。
しかし、一緒に働く人たちは、皆さんの社会人生活に大きな影響を与えます。
だから対面インターンでは、会社が見せたいものだけを見るのではなく、
社員同士の何気ない会話や表情、そして空気感を見てください。
会社の本当の姿は、説明資料の中ではなく、ふとした瞬間の中にあります。