当社における集中管理センター建設プロジェクトは、
単なる施設整備ではなく、働き方と業務のあり方そのものを見直す取り組みでした。
本稿では、プロジェクト責任者としての視点から、
コンセプトメイクから竣工までのプロセスと課題について振り返ります。
■ PHASE1:コンセプトメイク
本プロジェクトにおいて最も重要であり、
同時に最も判断に時間を要したのがコンセプトメイクです。
東京のロフトワークスと協業し、第三者視点を取り入れながら、
インタビューやアンケート、先端オフィス視察を通じて情報を収集しました。
さらにPJメンバーとのワークショップを重ね、
「即応性」「俯瞰性」「可変性」を軸としたコンセプトを構築しています。
【責任者としての課題認識】
多様な意見を取り入れることで質は高まりましたが、
その一方で、意思決定のスピードをどう担保するかは大きな課題でした。
どこで方向性を定め、決断するか。
その判断は、常に責任者に委ねられます。
■ PHASE2:設計
設計フェーズでは、ITOKIと協業し、
コンセプトに基づいた空間設計を進めました。
また、遠隔管理PJや施工BIM PJといった社内プロジェクトとも連携し、
全社的な取り組みとして設計を深化させています。
【責任者としての課題認識】
多くの関係者が関わる中で、
すべての要件を満たすことは現実的ではありません。
優先順位を明確にし、何を採用し、何を見送るのか。
その選択の積み重ねが、最終的な空間の質を決定します。
可変性やDXへの対応と初期投資のバランスについても、
経営的視点での判断が求められました。
■ PHASE3:建設~竣工
建設段階では、オフィスカイゼンPJによる運用ルールの策定、
そしてビジョンアートへの全社員参加など、
ソフト面の整備にも取り組みました。
【責任者としての課題認識】
空間は完成しても、運用が伴わなければ価値は発揮されません。
ルールと実際の運用のギャップをいかに埋めるか。
また、全社員が主体的に関わる状態をどうつくるかは、
今後も継続して取り組むべきテーマです。
■ 責任者としての総括
本プロジェクトを通じて強く感じたのは、
オフィスづくりは“決断の連続”であるということです。
・多様な意見をどう統合するか
・将来を見据え、どこまで投資するか
・運用まで含めて、どこまで設計に織り込むか
これら一つひとつに対して、
責任を持って判断することが求められます。
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集中管理センターは、当社にとって大きな挑戦であり、
同時に今後の基準となるプロジェクトです。
責任者として、この経験で得た知見と課題を、
次のプロジェクトへ確実につなげていきます。
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