社長コラム 2025.07.29

参議院選挙結果を観て

 参議院選挙の投票が7月20日に行われました。結果は、与党の惨敗、国民民主党と参政党の大躍進となりました。国民民主党は極めて身近なわかりやすい政策を出していましたし、参政党は、私たちが日頃もやもやしている事を明確にし訴えていました。又参政党については、SNSはもちろん組織的にもしっかりしていて、リアルとデジタルを上手に使っていた様に思います。一方、自民党や立憲民主党は、新しい選挙のあり方について意識はされていると思いますが、やはり旧態依然とした考え方であったり行動であったりしたのではないかと思います。又今回投票率が約58%と6ポイント高まりました。国民の特に50代までの若い人たちの政治に対する意識が少しずつ高まって来ているように感じます。今までの様な業界や団体だけに頼る選挙から、各個人に訴える選挙に変わってきている様にも感じます。国民一人一人の思いが、又一票が政策に反映されていく時代が来ると良いと思っています。当然それには国民一人一人の意識レベルも上がっていく必要があると思います。いずれにしても、政治が大きく変わって行く様に思いますので、私たちもしっかりとその変化を観ていかなければならないと思います。

 それから、一つ残念な事があります。どの政党も「日本の将来像」や「めざすべき姿」等を明確にしていません。この事は、国において極めて大切な事であります。それに則っていろいろな政策が成される事が必要だと思います。

 さて、これらの事をふまえ、私どもの組織について考えてみます。私ども建設業は既成概念の塊です。製造業と比べると格段に遅れていると思っています。前にも申し上げましたが、例えば、レクサスが雨漏れしたらこれは「リコール」問題です。建築の場合は、雨漏れしたら、すぐに飛んでいき応急処置をすれば、お客様に「こんなに早く来てくれた」と言って喜んでいただけます。この様に他の業種では考えられない建設業の常識がいくつもあります。そんな既成概念を取り払うため、「フロントローディング」のための「BIM」の有効活用や「遠隔監理」による「日々の6C・5S」に取り組んでいます。又、会社が目指す方向や姿は「事業方針書」で明確にしております。又、「建設DX」の推進についても皆さん前向きに取り組んでいただいております。ここ10年以上皆さんが地道にこれらの事に取り組んで来ていただいたおかげで、一昨年あたりから、その成果が出始めて来ています。

 皆さん、私たちが目指している方向は間違っていません。これから政治は混迷していきます。又、「トランプ関税」の影響もどうなるか予測不能ですが、私は私どもが目指している方向は間違っていない訳ですから、どんな状況であろうとも、ブレずに地道に「事業方針」に則って行動していきましょう。そして、組織としても個人としても大きく成長していきましょう!

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